01なぜ契約書が大切なのか
「信頼している相手だから、口約束で大丈夫」。そう感じるのは自然なことです。けれど、いざ問題が起きたときに「書面にしておけばよかった」と後悔する方は少なくありません。
契約書には、大きく3つの役割があります。
- 約束をはっきりさせる:誰が、何を、いつまでに、いくらで行うのか。書面にすることで、お互いの認識がそろいます。
- もしものときの道しるべ:問題が起きたとき、契約書が話し合いのよりどころになり、感情的にならずに対応できます。
- 信頼のしるし:きちんとした契約書を用意できる事業者は、取引先から「しっかりしている」と受け止められます。
いちばん大切なのは、トラブルにならないことです。そのために、最初に契約書を整えておきます。
02契約書がないと起きること
| よくあるトラブル | たとえば |
|---|---|
| 仕事の範囲 | 「ここまでやってくれると思っていた」「それは契約外です」と食い違う |
| 支払い | 支払期日や方法があいまいで、入金が遅れる・支払われない |
| 修正・追加 | 何回まで、どこまで対応するか決めておらず、際限なく続く |
| 解約・更新 | 更新の条件や解約の予告期間を決めておらず、突然打ち切られる |
| 成果物の権利 | 制作物の著作権や使える範囲が決まっておらず、あとでもめる |
どれも、事前に取り決めておけば防ぎやすいものです。契約書を整える手間と、トラブルが起きたときの負担を比べれば、前もって整えておくほうがずっと安心です。
03主な契約書の種類
業務委託契約書
フリーランスへの発注、制作・開発・コンサルティングなど
秘密保持契約書(NDA)
取引の前や取引中にやりとりする情報を守る
売買契約書
取引の条件、引き渡しの時期、代金の支払いを定める
賃貸借契約書
物件や設備の貸し借り。期間・賃料・原状回復を定める
業務提携契約書
会社どうしの協業。役割分担・利益の配分・成果の権利を定める
利用規約・プライバシーポリシー
Webサービスやネットショップの利用条件と、個人情報の取り扱い
必要な契約書は、ご事業によって変わります。初回相談で、一緒に整理します。
04ひな形とオリジナル
インターネットで見つけたひな形や、講座で配られたひな形は便利ですが、次のような弱点があります。
- 一般的なことしか書かれていない
- その業界ならではのリスクが考えられていない
- 想定していないトラブルに対応できない
オリジナルの契約書なら、実際の仕事の範囲や成果物を正確に書き込み、これまでに困ったことも条文に反映できます。当事務所では、ご事業に合わせたオリジナルの契約書を作成します。
05内容確認の観点
相手から届いた契約書は、次のような観点で、記載のもれや分かりにくい表現がないかを確認し、整えます。
| 観点 | 確認すること |
|---|---|
| 仕事の範囲 | 「等」「など」で範囲があいまいになっていないか |
| 支払い条件 | 金額・期日・方法がはっきり書かれているか |
| 修正・追加 | 対応する回数や範囲が決まっているか |
| 解約の条件 | どんなときに、どの程度前に解約できるか |
| 成果物の権利 | 著作権などが誰のものになるか |
| 損害賠償 | 責任の範囲が書かれているか |
| 秘密保持 | 守る情報の範囲と期間 |
| 裁判所の取り決め | もしものときの管轄がどこになっているか |
「大きな会社から契約書が届いた」「初めての取引で不安」「自分で読んだけれど心配が残る」。そんなときは、お気軽にご相談ください。
06利用規約とプライバシーポリシー
Webサービス、アプリ、ネットショップを運営する方には欠かせない書類です。
| 項目 | 利用規約 | プライバシーポリシー |
|---|---|---|
| 決めること | 利用の条件・禁止事項・免責など | 個人情報の利用目的・第三者提供・問い合わせ窓口など |
| 関係する法律 | 民法(契約) | 個人情報保護法 |
| 必要性 | 強くおすすめ | 個人情報を扱うなら公表が求められる内容を含む |
2つをセットで整える方が多いです。サービスの内容や法律が変わったときの見直しもお手伝いします。
07電子契約と紙の契約
近年は、クラウド型の電子契約サービスで契約を結ぶ方が増えています。押印や郵送の手間がなく、データで保管でき、締結までが早いのが特長です。紙の契約と同じように、契約としての効力があります。
当事務所は電子契約・紙の契約のどちらにも対応しています。電子契約サービスの使い方もあわせてご案内します。
08行政書士にできること
契約書にかかわる業務は、行政書士と弁護士でできることが異なります。
当事務所でお受けできること
- 契約書・利用規約・プライバシーポリシーの作成
- 届いた契約書の記載内容の確認と整え
- 条文の修正案のご提案
- 作成する書類についてのご相談
弁護士の業務になること
- すでに争いになっている、または争いになりそうな案件
- 相手方との交渉の代理
- 契約の締結の代理
- 裁判・調停などでの代理
トラブルが起きていて交渉や代理が必要な場合は、弁護士をご紹介します。当事務所は、トラブルになる前に契約書を整えたい段階のご依頼を中心にお受けしています。
09期間と料金
期間の目安
- 契約書の内容確認:1〜3営業日
- オリジナルの契約書の作成:1〜2週間
- 利用規約・プライバシーポリシー:1〜2週間
料金表
| 内容 | 報酬(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 初回相談 | 無料 | — |
| 契約書の内容確認・整え | 5,500円 | 一般的なボリュームの契約書 |
| 修正 | 5,500円〜 | 内容によりお見積り |
| オリジナルの契約書作成 | 33,000円 | A4で4枚程度 |
| 利用規約の作成 | 33,000円 | — |
| プライバシーポリシーの作成 | 22,000円 | — |
※ 標準的なボリュームの場合の目安です。分量や業界の事情に応じてお見積りします。
※ お見積りは無料です。納品はPDF・Wordでお渡しします。
※ 当事務所は適格請求書(インボイス)発行事業者です。
10よくあるご質問
行政書士と弁護士、どちらに頼めばいいですか?
トラブルが起きていない段階での契約書の作成や内容の確認は、行政書士がお受けできます。すでに争いになっている場合や、相手方との交渉が必要な場合は弁護士の業務です。
ネットのひな形を直してもらえますか?
はい、できます。ただ、ひな形がご事業に合っていない場合は、直すだけでは足りないこともあります。その場合はオリジナルでの作成をご提案することがあります。
英文の契約書も確認できますか?
日本の法律にもとづく契約書であれば、和訳をもとにした確認をお受けしています。外国の法律にもとづく契約書は、対応できない場合があります。
これまで契約書なしで取引してきた相手と、いまから契約書を交わせますか?
はい。「これまでは口約束だったけれど、改めて整えたい」というご相談もお受けしています。
相手から「修正したい」と言われたら?
修正案づくりをお手伝いします。ただし、相手方と直接交渉することは行政書士の業務外のため、やりとりはお客さまご自身で行っていただきます。
和歌山県外でも依頼できますか?
はい。ヒアリングから納品までオンラインで完結するため、全国からご依頼いただけます。
ホテルの接客で身につけたヒアリングで、お仕事の流れや困りごとを丁寧に伺い、実際の取引に合った契約書に仕上げます。