道路使用許可・占用許可申請

業務内容行政書士報酬(税込)備考
道路使用許可申請¥33,000〜 お見積り手数料別
道路占用許可申請¥55,000〜  お見積り手数料別 

道路占用許可とは?

 
道路占用許可とは、道路上に看板や工事用の仮囲いなどを設置する際に必要な許可です。道路は本来、歩行者や車両が自由に通行する公共の場所ですが、特定の物品や構造物を設置する場合、事前に道路管理者(市区町村・都道府県)から許可を得なければなりません。
無許可で道路を占用すると、罰則の対象となる可能性があるため、適切な手続きを理解し、必要な場合は必ず申請を行うことが重要です。

道路占用許可の基本概要

道路占用許可が必要な主なケース:
  • 店舗の看板設置(道路上にせり出す場合)
  • 工事現場の仮囲い設置
  • 電柱や郵便ポストの設置
  • 建物の一部が道路に突出する場合
  • ガス管・水道管などのインフラ設備
許可の有効期間: 通常1年〜3年(更新可能) 申請先: 道路の管理機関(国道→国、県道→都道府県、市道→市区町村)

道路使用許可との違い

項目道路占用許可道路使用許可
対象長期間の構造物・固定物一時的な道路使用
期間数年間の長期占用短期間(工事、イベント等)
看板、電柱、建物の突出部分工事での通行止め、祭りでの道路使用

申請の流れ

1. 事前確認
  • 占用予定地の道路管理者を確認
  • 占用可能かどうかの事前相談
2. 必要書類の準備
  • 道路占用許可申請書
  • 図面・配置図(設置場所・寸法を明記)
  • 占用物の説明書(構造・目的・安全対策)
  • 占用物の写真(既存の場合)
3. 申請・審査
  • 書類提出と手数料支払い
  • 審査期間:数週間〜2ヶ月程度
  • 安全性・交通への影響を審査
4. 許可取得・設置
  • 許可条件に従い占用開始
  • 定期的な安全確認が必要

申請時の重要な注意点

安全対策が必須
  • 転倒防止措置の実施
  • 夜間の視認性確保(反射材・照明)
  • 歩行者・車両の安全確保
近隣への配慮
  • 事前の説明と理解を得る
  • 交通や生活環境への影響を最小限に
スケジュール管理
  • 審査に時間がかかるため早めの申請が必要
  • 工事やイベントの予定日に間に合うよう計画
許可が下りない主なケース
  • 交通安全が確保できない
  • 緊急車両の通行に支障をきたす
  • 景観や文化財に悪影響を与える

更新・変更手続き

更新手続き
  • 許可期限の1〜2ヶ月前に申請
  • 占用状況の報告書が必要
  • 新規申請と同様の審査
変更手続き
  • 占用物のサイズ・形状・場所を変更する場合
  • 変更内容に応じて再審査
  • 無断変更は違法行為となるため注意

よくある質問

Q: 審査にはどのくらい時間がかかりますか? A: 一般的に数週間〜2ヶ月程度。複雑な案件はさらに長期間を要する場合があります。
Q: 許可前に工事を始めても大丈夫? A: 絶対にダメです。無許可占用は違法行為となり、罰則の対象となります。
Q: 費用はどのくらい? A: 占用面積や期間により異なりますが、数千円〜数十万円の幅があります。
Q: どんな場合に不許可になる? A: 交通安全が確保できない、緊急車両の通行に支障がある、景観を著しく損なう場合など。

専門家への相談のメリット

行政書士に依頼するメリット:
  • 複雑な書類作成をサポート
  • 申請手続きの代行
  • 法的なアドバイスの提供
  • 審査期間の短縮が期待できる
依頼が推奨されるケース:
  • 初回申請で手続きに不慣れ
  • 複雑な占用案件
  • 急ぎで許可が必要
  • 書類作成に自信がない
費用の目安: 数万円〜十数万円(案件の複雑さにより変動)

まとめ
道路占用許可は、道路の安全と公共性を守るための重要な制度です。申請には時間がかかるため、早めの準備と計画的な進行が成功の鍵となります。複雑な手続きや専門的な知識が必要な場合は、行政書士などの専門家への相談も検討してください。
適切な手続きを踏むことで、安全で法的に問題のない道路占用が実現できます。